ロバート・ケネディ・ジュニアが、政府による水銀/自閉症スキャンダルの隠蔽を暴いた論文。2005年6月20日の米「ローリング・ストーン」誌掲載記事を日本ホメオパシー医学協会にて翻訳。
三種混合ワクチンを3歳前に接種すると、黒人男児では自閉症に3.36倍かかりやすくなるというデータがある。CDCはこのデーターを破棄。2001年時点でCDCの科学者がこの真実を公表していれば、米国の黒人男児16万2千人がワクチンによる副反応から免れた可能性があるという実態である。
レポーター、ダン・オルムステッドは、自身でより興味深い調査のひとつを始めた。彼はワクチンの水銀に全く晒された事の無い子供達---それは科学者たちが通常、実験における「対照」として使う集団だが---を探し、自分たちの子供に予防接種を受けさせる事を拒否した ペンシルバニア州ランチェスター郡のアーミッシュを徹底的に調べた。 彼は、国内の自閉症の率を前提として、アーミッシュの中には130人の自閉症患者がいるはずであると計算したが、4人しか見つからなかった。1人は発電所から大量の水銀に晒されていたし、アーミッシュの共同体の外部からもらわれてきた子1人を含む他の3人はワクチンを受けていた。
MMRワクチンに対する、ある異常な抗体が、自閉症の子供の60%で発見されたが、自閉症のない子供では一例も見つかっていない。
2000年6月、政府の科学者および医療関係者の一団が、人里離れたジョージア州ノークロスのシンプソンウッド保養・会議センターに集まった。会議は疾病対策センターによって開催され、完全な機密保持のため、チャッタフーチー川近くの森林に囲まれた農地の中に位置するメソジスト・リトリートセンターで行われた。会議は公式な告知はされず、52人の参加者が個人的に招待された。出席者には疾病対策センターの幹部職員、食品医薬品局、世界保健機構のワクチン専門の権威など、関係官庁の最重要人物をはじめ、グラクソ・スミスクライン社、メルク社、ワイス社、アベンティス・パスツール社などが含まれていた。疾病対策センターは、会議中の科学的データは全て持ち出し禁止とし、書類のコピーも禁止、配布書類も持ち出さないよう念を押した。
政府の官僚と業界の代表者は、幼児と子供に接種されるワクチンの安全性を警告する新しい研究について話し合うべく会合していた。10万人の子供たちの記録が含まれた大量のデータを分析した、疾病対策センターの免疫学者トム・ヴェルシュトレーテン博士によると、チメロサールという、水銀から作られたワクチンの保存剤が子供の自閉症やその他の神経系統の障害に大きな影響があると明らかにした。
「私は自分の見たものに衝撃を受けました。」ヴェルシュトレーテン博士は、シンプソンウッドに集まった参加者達に、チメロサールと言語の発達の遅れ、注意力散漫、多動、自閉症との関係を示唆するこれまでの研究を発表した。
1991年より、疾病予防対策センターと食品医薬品局はその保存剤を添加したワクチンを新たに三種類、生後間もない子供に接種するよう義務付けた。それ以来、自閉症の症例は15倍になり、2500人に一人の割合から166人に一人の割合で発生するようになった。
生死の問題に常に直面している科学者と医者にとってさえ、この発見は驚異的であった。「皆さんはこれをいかようにもできる。」と米国小児科アカデミーのビル・ウェイル博士は参加者達に言った。
結果は「統計学的に重大なものである。」この会議に出席したコロラド大学の免疫学者であり小児科医のリチャード・ジョンソン博士は、会議の初日の早朝に生まれた孫がいたため、さらなる驚きを受けた。「本音を言うと、私事で恐縮だが、孫にはチメロサール入りのワクチンは真実が明らかになるまでは受けさせたくない。」
ところが、即座にチメロサールの添加を中止し、公衆に注意を呼びかける代わりに、続く2日間の大半はこの不利なデータをどのように隠蔽するかについての討論に費やされた。
情報公開法によって明らかにされた記録によると、この会議の参加者の大半が、チメロサールの被害が明らかになることでワクチン業界に与える影響を懸念していたという。
デラウェアの小児病院の医師ロバート・ブレントは「この情報は、余念の無い原告弁護団のとっておきの手となる。=我々は法廷では不利な立場になる。」と発言した。
疾病対策センターのボブ・チェン博士は「この情報のもたらす影響を考えて、例えば、あまり責任の無い立場の者の手に情報が漏れないようにしてきた」と言った。
世界保健機構の予防接種アドバイザーのジョン・クレメンツ博士は「調査結果はこのままにしておくわけにはいかない。」と忠告した。この研究は「誰かがそれを入手し、我々の思惑を超えた使い方をするかもしれない。」
事実、政府は子供達の健康を守るより、損害の対処に精通していた。疾病対策センターは全米科学アカデミー研究所に資金を提供してチメロサールの危険性をごまかす研究を依頼し、研究者達にチメロサールと自閉症の関連性を除外するよう要請した。
ヴェルシュトレーテン博士の調査結果は保留され、本来なら直ちに発表される予定だったが、他の研究者達には元データは紛失され、再生できなくなったと説明していた。
情報公開法を阻止するために、膨大なデータは企業に保管され、研究者達から隔離された。2003年、ヴェルシュトレーテン博士はようやく新しい研究結果を発表したが、彼はすでにグラクソ・スミスクライン社に勤務しており、それまでのデータ見直され、チメロサールと自閉症との関係性は闇に葬られた。
ワクチン製造会社はチメロサールをアメリカで幼児に接種することを徐々に廃止し始めたが、水銀入りのワクチン製品は昨年まで販売を続けていた。疾病対策センターと食品医薬品局は汚染されたワクチンを買い上げて発展途上国に輸出し、製薬会社には8歳の子供に定期的に行われる小児風邪や破傷風の注射への使用を許可した。
製薬会社はワシントンの強力な立法者達の援助を受けた。上院多数党院内総務を務めるビル・フリストは製薬会社から87万3000ドルの献金を受けており、予防接種を受けた子供の親達が起こした4200の訴訟で、製薬会社の責任を不問にするよう働きかけた。フリストはシンプソンウッド会議の資料を含む、政府のワクチン関係の書類を隠蔽し、チメロサールの開発者、イーライリリー社を召喚令状から守った。
2002年、フリストが”イーライリリー保護法”として知られる付帯条項を国土安全法案にひそかに忍び込ませた翌日、この製薬会社は彼の活動に1万ドルを献金し、彼の書いたバイオテロリズムの本を5000部買い取った。
2003年、議会でその法案は撤廃されたが、その頃にはすでにフリストは別の付加条項をテロ防止案に挿入していた。ワクチンの副作用による脳障害に苦しむ子供の家族に対する補償を否定する内容だ。フリストの保健政策顧問、ディーン・ローゼンは「訴訟はワクチン・メーカーを廃業に追い込みかねない。そうなればテロリストによる生物兵器を利用したテロ行為に対する能力が制限されてしまう。」と発言している。
保守派さえ政府がチメロサールの危険性を隠そうとする工作には衝撃を受けている。インディアナ州の共和党員ダン・バートンは、孫が自閉症と診断されてから3年間、チメロサールの調査を監視してきた。「ワクチンの保存剤として使われているチメロサールは自閉症と直接の関連がある」と下院政府改革委員会は最終報告書で結論づけた。「かなりの確立でこの伝染病は防ぐことができたか、縮小することができたかもしれない。食品医薬品局が、職務を怠らず、神経毒として知られるチメロサールの接種に関する安全性のデータが不足していることに気付いていれば。」食品医薬品局と他の公衆健康機関が「自己保身のための組織的な不正行為」と「製薬産業への間違った保護主義」のせいで失敗したと委員会は付け加えた。
いかに政府の保険機関が巨大製薬会社と共謀してチメロサールの危険性を市民から隠しているかという話は、体制の傲慢さ、権力と欲望を示す恐ろしい例である。私はこの論争に無理やり引き込まれた。弁護人および環境活動家として水銀の毒性の問題に数年間取り組んでいる者として、ワクチンを打ったせいで子供が自閉症になったと確信している母親達に会う機会が多いが、個人的には疑いを持っていた。
私は自閉症はひとつの要因だけでなるという点は疑問に思っていたし、政府が親に対しワクチンは安全だとすすめることも理解していた。致命的な子供の病気の根絶はワクチンに負うところが多い。私はカリフォルニア州の民主党員のヘンリー・ワックスマンのような懐疑論者を支持していた。「なぜ我々は真実を知る前に免疫のことで人々を怖がらせなければならないのだ。」
シンプソンウッドの写しを読み、主な科学的調査を研究し、国内の多くの著名な水銀の権威者と話しをした後、初めて私はチメロサールと子供の神経的障害の関連性が事実であると確信した。私の5人の子供は1989年から2003年に生まれたチメロサール世代であり、ワクチンから大量の水銀を摂取している。
「小学校では神経や免疫系にダメージのある子供達の多さに驚かされます」1999年の下院政府改革委員会で学校保健婦のパティ・ホワイトは述べている。「ワクチンは私達をより健康になるとされていますが、25年間保健婦をしてきて、このように多くの障害や病気の子供達を見たことはありません。何か非常に悪い事態が子供達に起こっているのです。」
現在50万人以上の子供が自閉症に苦しみ、小児科医は毎年新たに4万人の症例を自閉症と診断している。この病気は1943年までは知られていなかった。その年に、1931年にチメロサールが初めて乳児のワクチンに加えられてから数ヶ月の内に生まれた11人の子供達の間に自閉症が発見され、診断された。
懐疑論者は、自閉症の増加はチメロサールで汚染されたワクチンによるものだと論議している。彼らは診断が改善した結果だという。新たな自閉症の症例の多くが、ある一世代の子供達の間に固まって発生している事を考えると、この説はどうみても疑わしいようである。
「この自閉症の多発が本当にお粗末な診断の産物なら、25歳の自閉症患者はどこにいるんだ?」と水銀の毒性に関する世界的な権威であるボイド・ハーレイ博士は述べている。他の研究者達は、汚染された魚から歯の詰め物まで、アメリカ人はかつてないほど大量に蓄積した水銀の負荷を負っていると指摘している。
そして、ワクチン内のチメロサールは大きな問題のひとつでしかないと示唆している。もちろんチメロサールの問題は、今までよりもずっと注意を引くに値する懸念事項はある。しかし、それに固執すると、ワクチンの水銀汚染が子供達が晒されている他の水銀汚染源を過小評価させてしまうという事実を見逃す事になる。
最も衝撃的なのは、多くの調査者がチメロサールに反する証拠を無視し、隠蔽した期間の長さである。当初から、水銀添加物に対する科学的症例は膨大なものだった。
ワクチン内に発生する菌、細菌の増殖を止めるのに使われている保存剤には、強力な神経毒であるエチル水銀が含まれている。多くの研究でわかった事は、ワクチンを接種後、霊長類そのたの動物の脳に水銀が蓄積する傾向があることがわかった。特に成長している子供の脳には影響が大きい。
1977年、ロシアの研究により、アメリカの子供達より低い濃度のエチル水銀にさらされた大人でも数年後には脳にダメージを受けたことがわかった。ロシアでは20年前にチメロサールを子供のワクチンに使用することを禁じており、デンマーク、オーストラリア、日本、英国、全北欧諸国がそれに続いた。
ケンタッキー大学の化学学部長のハーレイ氏は「チメロサールが安全であるという研究をすることすらできません。チメロサールはどうしようもなく有毒です。
動物にチメロサールを注射すれば、脳が病気になります。生きている細胞に与えれば、その細胞は死にします。シャーレに入れれば、中の培養物も死滅します。これらのことを知る限り、子供に何のダメージも与えずにチメロサールを接種することは不可能です。」
内部資料で明らかになったことだが、チメロサールを最初に開発したイーライリリー社は、当初からこの製品が、動物にも人間にも害を与え、死亡することさえあることを知っていた。
1930年、同社が末期髄膜炎の22人の患者に対し、チメロサールのテストをしたところ、接種後数週間以内に全員が死亡したが、リリー社はチメロサールが安全と断言して、事実を報告しようともしなかった。
1935年、別のワクチン製造会社、ピットマン・ムーアの研究者がリリー社にこう警告した。チメロサールが安全であるというリリー社の主張は、”我々の研究結果とは一致しない”。ピットマン社の実験で、チメロサールベースのワクチンを接種した犬の半数が病気になり、同社の主要研究者は、この保存剤は犬用血清には”問題あり”と公表した。
その後 数十年間、チメロサールに不利な証拠は増え続けた。
第二次世界大戦中、国防総省は兵士に接種するワクチンの保存剤としてチメロサールを使用する際、リリー社に対して「毒物」と表示するよう命じた。
1967年、「応用環境微生物学」誌に、チメロサールを添加したワクチンを接種するとマウスが死亡するという研究が掲載された。
1990年代以降、子どもに義務づけられている予防接種が、回数にして倍近くになった米国では、自閉症の生じる割合が20年前の1万人に1人から、今や166人に1人の割合になっています(疾病対策センター概算)。特に急増している州、たとえばペンシルベニア州では11年間で1600%、イリノイ州では10年間で1200%との衝撃的な数字が示されています。これは全てジャーナリストのロレッタ・シュワルツ・ノーベルの近著「アメリカの毒を食らう人たち~自閉症・先天性異常・乳癌がなぜ急増しているのか」に書かれています。
この本で特に取り上げられているのは、ワクチンに添加されたチメロサール(有機水銀が主成分であり、毒性が強い危険な保存剤だが、低コストで雑菌の汚染防止と有効期限の長期化を可能にする)についてのみですが、水銀は神経毒性があることはみなさんご存知の通りだと思います。接種により血中に入った有機水銀は、消化管や肝臓・脳に蓄積され、それぞれの細胞と結合し、ひとたび細胞の中に入り込んだり、血液脳関門を通過すると再び無機水銀となり細胞を傷つけるか、何年か潜伏してから自閉症・脳障害・消化器疾患を引き起こすとのことです。また自閉症になりやすい子どもには、血中タンパク質と免疫系成分が健常児と異なり、理由は解明されていませんが、体の水銀を排出する能力が低い(健常児は毛髪から自閉症児の8倍の水銀を排出する)ことがあるようです。他にも抵抗力の弱い乳幼児にとって魚から摂取するより50倍も毒性が高いことや生後6ヶ月以下の乳児は、水銀を排出するのに必要な胆汁を産生できないなど、著者が調査・取材し、さまざまな資料を丹念に精査した結果として述べています。
その中には70年も前に製薬会社が行った研究で、水銀を含む血清(ワクチン)は牛や犬(でさえ)に適合しなかったという結果を出しており、つまり「動物でも人でも副作用を起こし、死亡することさえあると初めから知っていた」にもかかわらず、米国の子どもたちは環境保護局(EPA)が定める許容量の120倍の水銀を取り込み、その間医学専門誌は親たちにチロメサールと自閉症の間に関連性がないと言い続けていたのです!これは2005年にロバート・F・ケネディー・ジュニアが書いた記事「Deadly Immunity(命がけの予防接種)」の中でも指摘されています。
原題を直訳すると「毒に侵された国家(国民)」なのですが、これは遠い外国のお話ではありません。チメロサールに関しては、これが入ってくる前の中国ではほとんど知られていなかった自閉症が、2005年には180万人報告されています。米国からワクチン提供されているインド・アルゼンチン・ニカラグアなどの国でも自閉症が急増しています。著者が言うように、アメリカの毒の犠牲者は地球上のどこの町にも村にも都会にもいます。水・空気・食物・日用品を通じて、貧富の差を問わず、老若男女を問わず、胎児にまでも汚染の連鎖が広まっているのです。ではなぜ米国国民はNOといわないのでしょう? それは接種を受けないと学校に通えない、保険維持機構(HMO)の健康保険に入れない、公的給付金を受け取れないばかりか、幼児虐待として子どもを取り上げられかねないため結局継続を強要されているのです。もちろんワクチンの世界市場が年間100億ドル規模であり、政治的なことも関連しているのでしょう。
冒頭で接種したものをなかったことにはできないと書きましたが、ホメオパシーが果敢にもそのアプローチを試み、成果が蓄積されてきたことは述べておきたいと思います(成果についてはJPHMAコングレスで発表されます)。先日も、どうしても予防接種を打たなければならないという方にお出ししたレメディーで、その後1週間、大きな変化があったと報告を受けました。なかったことにはできないものなので、できる限りの情報収集をし、後悔のない、慎重な決断が望ましいと考えます。
ロバート・ケネディ・ジュニアは、次のように述べている。
「アメリカの子どもたちはワクチン政策が大々的に始まって以来、多くの障害を負うようになった。有害ワクチンの被害者である自閉症の子供たちは、彼らの脳が傷つけられている間、ずっとずっと苦しみ続けている。彼らは、一日中、壁に頭をぶつけて、その痛みを忘れようとしている。彼らの魂は、泣き叫んでいる。彼らをつかんでいる暴力が彼らの本来のタラントを奪い去った。彼らは、時代のリーダーだった子どもたちだ。それなのに、彼らは、詩をかくこともできない。女の子、男の子としてデートすることもない。結婚も望めない。税金を払うこともできない。私のすべてを放棄することで、子どもたちの一人を救えるかどうかに焦点を当てる。野心と願望と友情が、彼らの人生を豊かにするだろう。私は、あなたや私がしかなったことをによって、彼らに起こる危険に責任を負っている。何百万人もの子どもたちを救えるかもしれないという選択肢が、今、ここに、本当にあるのだから。」
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